シトロエンBX日記
Citroën BX
2012年7月27日
エアコン修理
スローリークの場所が判らず、サービスバルブの虫を交換したりしたけれど
真空にしてそのままにしておくと翌朝は大気圧に。
もう一度目視で観察してみると
一番わかりやすい高圧ホースのカシメ部分、ゴムがへん。
見えにくい後ろ側がドロドロしている。
早速エアコン用高圧ホースを発注。
たぶんここだと思うのでホースを作り替えることに。
ホースを外して
外して
カシメ部分をサンダーでカット。破壊します。
ここに新しいホースを付けて、ホースバンドで止めます。
高圧ホースをホースバンドでなんて無茶かもしれませんが、
ダメだったら別な作戦があります。
大がかりな作業をしないで試行錯誤がDIYの楽しいところ。
外したホース、中間にもこんな亀裂が。
できあがったホースはこんな感じ。
高温、高圧に耐えてくれると良いなあ。
コンプレッサーも取り出して、軸シールを交換します。
BXのエアコンコンプレッサーはサンデンのSD-7シリーズ。
これはランチア・テーマと同じなんです。
と言うわけで、SD-7シリーズの軸シールをストックで持っている僕でした。
玄関で作業していたら助手たちが、、、
クラッチを外して、プーリを外していきます。
ピアノ線で作ったSSTで軸シールを取り出します。
新旧軸シール
SD-7シリーズの軸シールは2種類あります。たぶんこちらは新しいタイプ。古いタイプはスプリングが入ったセラミックの物です。
軸シールの入る部分の形状が違うので互換性はないです。たぶん。
組み立てたらオイルを規定量入れます。
オイル量の計算法はこちらを参照
http://beachcurry.com/thema/thema050519.html
使う冷媒は炭化水素ですが、R134用のサービスバルブの方が使いやすいので取り付けました。
日本ではこの手の部品、異常に高いしなかなか売ってくれないのでアメリカから取り寄せます。
送料払っても日本より安いです。
ゲージマニホールドを取り外すときに無駄な冷媒の漏れが少ないのでよいです。
一日おいても漏れが無く、良い数値で車内も涼しいです。
あとは高圧ホースの耐久性です。ホースバンドだと簡単にホース変えられるのでいつでも修理可能です。