シトロエンBX日記

Citroën BX

2012年11月3日

さよならBX

ここ数年で僕が所有していた車はランチア・テーマとこのシトロエン・BX

ランチア・テーマはジウジアーロのデザイン
シトロエン・BXはガンディーニのデザイン
どちらもベルトーネの元チーフデザイナー
この二人の巨匠の作品を所有し、使う楽しさ、贅沢さ
これを十分堪能しました。

シトロエン・BXは高級車でも何でもなくただの量産ファミリーカーです。
しかし、この量産ファミリーカーが現在では考えられないようなきめこまやかなデザインがなされているのです。
そして何にも似ていない美しいかたちと、誠に贅沢なサスペンションシステム。ソファのようなシート。

こんなファミリーカーが他にありますでしょうか?

普段の足として使用しておりましたが、乗るたびに感じたことは
「これ以上何が必要?」という感覚です

家族4人の暮らしをより楽しくするためにBXは完璧な車です。

しかし

2台所有は経済的にきついので、BXを手放すことになりました。
実用という面では不満はないのですが、趣味性という点で1つだけ不満が。
そうです。エンジンがつまらないのです。
と言うわけで
不経済ですが官能という選択肢でフェラーリエンジンのテーマを残すことになりました。

写真は新しいオーナーが来るのを待つ最後のBX。
さよならしたくないと悲しむ下の娘が自分のiPhoneで撮った写真です。
心なしか寂しそう。

BXも沢山の思い出を作ってくれました。
またいつか会いたいね。


さよなら

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