BX日記

Citroën BX 16TRS

2021年6月6日

リークバックホース修理

BXに限らず古くなってきたハイドロニューマチックの車の悩みは

ハイドロのLHMオイル漏れ

ブレーキ、サスペンション、パワステとすべて同一の油圧でコントロールします。

BXはこの複雑な油圧システムを大衆車に採用したため、コストダウンとシステムの簡素化が行われています。
高圧の油圧は通常の車のブレーキラインと同じような金属のパイプで配管されているので
よほどのことがない限り漏れたりしないのですが、

高圧の油圧を各部で使用した後にオイルタンクに戻すリターンパイプがすべてゴムでできています。

このゴムホースが30年もたつと劣化し、裂ける、ひび割れる、折れるのです。

するとタンクに戻るべきLHMオイルは路上にまき散らされます。

フロントサスペンションのシリンダーにも余剰の油を戻すためのリークバックホースという
特殊なホースがサスシリンダーパイプの壁面に取り付けられています。

これが裂けたり折れたりするとオイルがドライブシャフトによってまき散らせされ
タイヤハウス内、ホイール内側がオイルでぺとべとになるのです。

うちの場合はひび割れでした。

 

見事なひび割れ

部品は手に入るのですが片側5500円となかなかの値段。
取り付け部は大丈夫そうだったので真鍮タケノコをさしてピンクの耐油ホースで補修することにした

 

ひび割れているホースをカッターで切って、真鍮タケノコを打ち込む。
あまり太いタケノコを打ち込むとゴムが古いので裂けちゃうので注意。

 

ピンクの耐油ホースを取り付けて一応バンドで止めて完成。

車載します。
シリンダーへの取り付けは元々ついていたホースバンドで留めましたが、
ゴム自体へたっているので別なホースバンドで締め付けて固定した方が良いかも

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