BX日記

Citroën BX 16TRS

2022年1月2〜5日

正月スキー旅行でいろいろ

シトロエンBXでスキー旅行

点検はしっかり行って、
標高の高い熊ノ湯に上がるのでキャブセッティングはちょい薄めに。
スタッドレスは履いているけれど、
志賀高原への登りは停止してしまうと発進できない。
ここ20年ランチアテーマの時代からチェーンは巻いたことがない。
ノンストップで50〜60キロのスピードで走り続けていられれば問題なく登れる。
車が数珠つなぎになって渋滞して停止してしまったりすると走り出せなくなるので
いつも志賀高原への登りに車の少ない早朝さしかかるように出発していました。

今年は長女が免許を取り一部運転したいとのことで、
めちゃスローペースで信州へ。
大雪と相まって志賀高原に到着の時間帯はかなり遅い時間。

いやーな予感がしたが、案の定数珠つなぎになり、
一番停まりたくないサンバレーから蓮池の間でノロノロ。
最後には蓮池の交差点手前で停止。やっぱり発進できず。
後続の車に大迷惑をかけて駐車場へUターンして
なんとか丸池のホテルの駐車場へ入り、20年以上ぶりのチェーン装着。
チェーン装着してしまえばそこからはすいすい。
無事ほたる温泉リバーサイドホテル到着。

20数年ぶりのチェーン装着


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志賀高原からの出発日は結構な吹雪。
出発2時間前に車を掘りエンジン始動。
薄めのセッティングにしておいたので一発始動。

しかし、問題発生
ワイパーモーターが動作せず、窓も開けることができない。
暖機したまま荷物を積み込み出発。
吹雪でワイパーも動かせないので前方ほとんど見えず、
長野電鉄バスを先に行かせてバスの後ろをぴったり走る。
ホワイトアウトの中、時々走行したままドアを開け夏ワイパーでガラスを拭く。
チェーンのおかげで走行は全く問題なし。

 

パワーウインドウも動かないので走行しながらドアを開けて
時々夏ワイパーで窓を拭く。
笑っているけれど心はマジ。

 

あまりにのろのろなので長野電鉄バスにあおられて
道を譲り、バスのテールランプを目印に進む

蓮池の志賀高原リゾートセンターに立ち寄り、
その間もエンジンはかけっぱなし。
すると突然ワイパーが動き出す。なんとか視界を確保、
しばらくするとパワーウインドウも動作し、
無事に山を下りることができた。
北信州山ノ内道の駅でチェーンを外す。

過酷な雪の中だとLEDのヘッドランプを使うと
発熱が少ないからヘッドランプはすぐに雪がついてしまい、
トンネル等で全く前方を照らさず。テールランプは白熱灯なので雪はつかず問題なし。
まあ、いろいろあったけれど、
大雪の中、目的地松之山温泉までチェーン装着は無く無事到着。
飯山街道も除雪が間に合わずすごい雪でした。追い越した除雪車は20台以上。

飯山街道がこんな感じに

 

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正月スキー最終日

朝も雪。十分楽しんだと帰路の途へ。
松之山温泉のちとせは地下駐車場なので車の雪掘りもなく
暖機運転だけで問題なく出発したが、

30分も走らないうち津南あたりで
急にパワステが重くなり電圧が10ボルトに!
(電圧計付けておいて良かった〜)
ベルトが外れたか切れたか?
酷寒でバッテリー走行しちゃうとかなりやばい。

発電していない→オルタネータのベルト切れか外れ
パワステが重い→高圧ポンプのベルト切れか外れ

車の構造と仕組みをわかっていれば怖くない

すぐに広い駐車場がある所に行きボンネットを開けてみると、
なんとエンジンの隙間に雪がぎっしり詰まっている。

原因はこれ。

松之山、津南あたりは融雪のため道路にたくさんの水を流しているけど
あまりの大雪で溶け切れなくて雪がシャーベット状になり、
それがエンジンルームに飛び跳ねて雪が溜まったみたい。

古い車だから現代車のようなアンダーカバーが無いから。
そのシャーベットがベルトをびしょびしょにして
油圧ポンプとオルタネーターを回さず空回りしてた。

棒で突っついて雪を全て落として、
しばらくアイドリングさせると、
熱で乾いてきたのか油圧電圧が正常に。

 

無事国道に出てガソリンスタンドで燃料満タンに。
雪道でガソリン少ないのは立ち往生した時に危険だからね。
エンジンルームに雪が詰まってびしょ濡れになったせいか
エンジンの点火状態がどうも良く無い。
場所を借りてプラグも交換。
完全に正常な状態に戻る。

十日町の大きなスーパーに立ち寄り六日町ICに向かう。
途中晴れてくるが、
関越乗って湯沢に向かうとまた雪がひどくなってくる。
先シーズンの立ち往生事件で神経質になっているのか先導車ありの40キロ走行。
湯沢ICで事故一台。
先導車は湯沢で降りて少々ペースアップして関越トンネルにたどり着いた。
トンネルに入って緊張が解けたというのも初めて。

リラックスして運転。
大雪の時のこのルートはどうも好きになれない。
通行止めになって湯沢で降ろされると三国峠に回らないと帰れない。
トンネル抜けて群馬側は普通に走れるかと思いきやこちらも雪。
赤城高原でタミちゃんに運転交代してもらって後席で寝てしまう。
後半また僕が運転して17時無事帰宅。
2日の好天、2日の豪雪と楽しい正月休暇でした。

後日ワイパー、パワーウインドウが動作しなかったのは
キースイッチの接触不良が原因とわかりました。

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