BX日記

Citroën BX 16TRS

2022年4月17日〜

エアコンガス漏れ

4/17
エアコンを使いたい季節になってきた。
久々にスイッチを入れてみると、コンプレッサーが作動しない。
昨年秋にはキャブのエアコンアイドルアップの調整で元気に動いていた。
スイッチ奥のリレーはカチカチ言ってるのでガス圧が足りず圧力スイッチが動作しないか?
圧力スイッチそのものの故障か?
とりあえずゲージマニホールドを接続してガス圧を測ってみることに。
でポートのキャップを外そうとすると異常に固い。
なんとか外してみるとシュッというガスが漏れる音。
キャップの中でガスが溜まっていたのだ。
原因はバルブコア(虫バルブ)と見た。
ガスを完全に抜き(炭化水素冷媒なので大気解放は罪に問われません)
バルブコアを外してみると高圧側はこんな感じだった。
多分部品箱に転がっていた中国製のテキトーなバルブを前回使っちゃったんだなあ。
エアコン部材を作っているメーカーのちょいとお高いバルブを取り寄せることにした。

 

4/18
新しいバルブコアを取り付けて真空テスト一回戦目

 

BXのコンプレッサーは比較的作業しやすいところにある
いじっているのは高圧側サービスポート

 

4/19
一回目の真空テストは不合格。
バルブコア以外にも他のどこかで漏れている。
一度にあれこれやると原因が特定できないので一つづつチェックしていく。

次怪しいのはサービスポートアダプター。
元々はR12のエアコンシステム、
うちのは作業性をよくするためにR134a用のポートアダプターをつけている。

コンプレッサー周りをよくみると、低圧ポート部分にオイルの飛び散った汚れがある。
さっそくアダプターを外してみると内部のOリングが潰れて溶けたみたいになっていて汚い。
ポートアダプター無しも考えたけどゲージマニホールド脱着が楽なので、
清掃して新しいポートアダプターと交換した。
そして真空引き二回戦目。さてどうなるか?

 

写真は低圧側のサービスポート
付け根の部分に油が飛び散ったあとが
サービスポートアダプターを外してみると
内部のOリングが溶けたようになっていて
結構ぐちゃぐちゃでネジ部分も汚い。
ここが漏れの原因か?

 

新しいサービスポートアダプターを取り付けて
油漏れもきれいに清掃しておく

漏れのないエアコン配管は乾いています。

真空テスト2回戦目も不合格。
今度は高圧側のサービスポートも付け替える。

さらにゲージマニホールドのチャージングホースを新品に交換していたのだけれど、
これを先日まで使っていた古い物に戻し
3回戦目の真空テスト。

どうやら今度はテスト合格
昼食のため外出していたが帰宅しても真空状態はそのままだったので
もうしばらく様子を見てからガスチャージ。
いつも使っている炭化水素冷媒コールド12を3本充填。
高圧がさほど出ないけど冷えるので良しとしてとりあえず完了。

コールド12充填中
通常の冷媒と異なり
缶を逆さまにして低圧側から液で充填するように指示がある

エンジンふかせばもう少し高圧上がるかな?

しばらく運用して様子を見る。

エアコン修理は焦っちゃダメだな。
しかし新品チャージングホースがなんだか怪しいのでテストしてみなくちゃ。

エアコンシステムのガス漏れが一番多いのが
サービスポートのバルブコア
そしてコンプレッサーの軸シール
配管接続部分とかはめったに漏れたりしない
接続部分が乾いていればOK
漏れていれば絶対にオイルでベタベタ汚れている

ちなみにバルブコアはサービスポートだけじゃなく
圧力スイッチのところにもついているので
漏れている場合は要チェックです

前回のガスチャージ(エアコンフルオーバーホール)が
2020年5月10日だから
1年半ぐらいは頑張ったんだね。

4/20
新潟まで春スキーに出かけたが
エアコンはとりあえず問題なく動作した。
スローリーク(一ヶ月ぐらいかけて漏れるガス漏れ)
がなければいいけれど。

 

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