BX日記
Citroën BX 16TRS
2023年5月20日〜22日
コンプレッサー交換
5/20
自分でリビルドした古いコンプレッサーを使っていたけどどうも心許なく高圧が得られていない。
だいぶ前に購入してあったパチモノの新品コンプレッサーに交換してみる。
中国から送料込みで約25000円
サンデンのSD-510なんだけどどうやらこれはリバースエンジニアリングのコピー品のようだ。
これをしまっておいても仕方ないので使ってみることに。
過去の修理と同じようにコンプレッサー本体はそのままに、配管がつながるヘッドとプーリをオリジナルのものと交換する。
まずは入れてあるオイルを抜いて、クラッチ板、プーリを取り外す。
現在ついているコンプレッサーを車から取り出す。
エンジンかけて車高をメンテナンスモードにするとジャッキアップせずともコンプレッサーにアクセスできる。
炭化水素冷媒を使う利用の一つに
大気開放しても罪に問われない点です。(50万円以下の罰金)
DIYやる人間は炭化水素冷媒だよね。
取り出したコンプレッサーからヘッドを取り外し、新しいガスケットを入れて取り付ける。
新しいガスケットも中国から。約1800円。ガスケットはメタル製なので再利用不可。
ヘッドボルトは29ft-lb(約40Nm)で締め付け。
これでまずヘッド側完成
ベルトの形状が違うのでプーリも古いものを使う。
古いコンプレッサーからプーリを取り出す。
新しいコンプレッサーのプーリから新鮮なベアリングを取り出す
取り出したベアリングを古い方のプーリに圧入
圧入はギアプーラー等の部品を使って
ベアリングを交換したプーリをコンプレッサーに圧入。固定用の二つのスナップリングが干渉しないようにしっかり入れる
完成したコンプレッサーにオイルを入れる。
BXのオイル量は135ml 地元のプリン屋のビーカーで計量。
R-12にもR-134aどちらにも使えるエステルオイルを使用。
炭化水素冷媒はどんなオイルとも親和性が良い。
オイル入れて車載して真空引き。ガスチャージは明日以降。
配管接続のOリングはもちろん新品に
5/21
真空引きしてそのまま一晩置いた。
朝見ても真空度に変化がないので合格ということで冷媒注入。
いつもの炭化水素冷媒cold12を使用。
他の冷媒と違って缶を逆さまにして入れます。
3本入れて低圧3bar高圧14barと良い数値が出た。
もっと冷えても良いのだけれど吹き出し口15度ならまあ良いか?
ようやく冬タイヤも外して夏仕様完成。あとはワイパーブレード届くの待つだけ。
5/22
本日実走行テスト。朝9時エンジン始動前、室内温度はすでに50度。
エアコンかけると吹き出し口で12度。
約1時間のドライブで室内温度は21度をキープ。
キンキンには冷えないけどなんとか使えるか。
家族談、過去乗った車の中で最もエアコンが効いている。って