ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2013年10月14日〜
メンテナンスでトラブル&トラブル、油温センサー交換
左前からギシギシ音がするのでロアアームのボールジョイントを取り外して点検。
するとブーツバンドが外れ内部のグリスがからからに乾いていました。
新しい部品はすぐに手に入らないのでとりあえずブーツ内にグリスを注入してブーツバンドを締め直して再度組み付けました。
ちなみにボールジョイントは4気筒テーマとは形が違います。
4気筒テーマはナットで固定するタイプですがこちらはナックルに差し込んで横からボルトで締め付ける構造です。
同時に微量のオイル漏れのあったドレンプラグを締め直すために
一旦オイルを全部抜きドレンプラグにシリコンテープを巻いて取り付ける。
すると増し締めしないうちにポキッと。
オイルパンはアルミなのでネジ山潰したか!?と焦りましたが、
な、なんとドレンプラグが真っ二つに。あり得ないこわれかた。
早速フェラーリの部品をオーダー。送料込みで2980円高いなあ。
ひぇー、どうしましょう。このプラグ1つで車は不動に。後日オーダーするとして走れなくなると困る。
何とか応急処置を使用とネジ箱を探すが同じピッチのネジなんて無い。
どうしよう?
1つだけ同じネジピッチのものがあった!
そ、それはラムダセンサ。触媒の所に付くO2センサです。
よし、とりあえず部品が来るまでの数日でよいのでこれを使って応急処置だ。
そこで、O2センサをちょん切ります。
しかし内部に入っているセラミックはサンダーでもなかなか切れず大変でした。
何とか切断成功。ネジ径はあっているけれど真ん中に穴が空いている。これを埋めねば。
中のセラミック部品を取り出します。
10ミリのネジを切ってここのボルトを入れて穴を塞ぎます。
液状ガスケットを塗ってみた。でも漏れそうなのでロウ付けすることに。
何とか応急処置でドレンプラグ完成。
オイル抜いたついでに調子の悪かった油圧センサーを交換することに。
こちらがダメなセンサ
コネクタも怪しいので作り直し
新旧油温センサ
新しいセンサを取り付けるときにまたまたトラブル。
なんだかねじ山がおかしい。
あんまり無理に締め込むと相手はアルミだし、こちらは真鍮。
いったん作業を中止してねじ山を修正することに。
でもこんなに太いサイズのタップがない!
そこでネジ箱に転がっていた同ピッチ、同サイズのヘッドボルトを発見。
これをサンダーで加工して即席のタップを作る。
相手はアルミだから何とか役に立つでしょう。
即席タップのおかげで無事センサ交換終了。
なんだかトラブルだらけの一日でした。
あーつかれた。
後日談。
3000円近くしたフェラーリのドレンプラグ、なんと寸法違い!ガビーン!
クラブメンバーのアドバイスでトヨタのドレンプラグで同サイズ、同ピッチのもの発見。数百円です。
ただ座金の部分のサイズが大きいのでサンダーで削り何とか使えるように。
ボルトなのでオイルパンから出っ張っちゃうけれど、まあいいか。
この座金部分を少し削ります。
オリジナルのものと同じサイズに座金部分を削って完成。
出っ張っているけれどなんとか役には立ちます。
後日ボルトヘッドの部分を\もう少し薄く削る加工を施しました。