ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2014年4月14日

フロントカバー&リアカバー

取り外した部品は石油で洗浄、洗浄、洗浄。

まずはフロントカバーから組み立てます。
奥側のスナップリングを取り付け。

次に裏側からオイルシールの取り付け。ソケット駒と長めのボルトを使って圧入します。

今回使用したオイルシールは日本製。全く同寸法は無く、1ミリ厚いものになります。
写真のように出っ張りますがドリブンギアにはぶつかりません。

今度は表側からベアリングの圧入。
この部分のベアリングはサイズが特殊で、下手すると一個5万円なんて値が付きます。
僕は幅と内径が同一で外径が2ミリ大きい汎用品を大阪のベアリング加工業者に依頼して
外周を1ミリ削ってもらいここの部品とします。加工賃込み2個で1万円ほどです。

後日判ったことですが、このベアリングの圧入がしっかりしていると
静かなエンジンに仕上がります。
僕のはベアリングがゆるめであとでノイズに悩まされます。
結構重要な場所です。

最後はスナップリングを留めて完了。

オイルポンプも分解して点検。

ドリブンギアを入れてみる。

スプロケットを入れてHLBナットで仮に固定。

オイルポンプも組み立て、写真はありませんが、センターのクランクシールも圧入する。

次はリアカバー。
シールが大きく無理に外そうとするとアルミの繊細な部品を折ったり曲げたりしちゃうので
適当な材木にコーススレッドで固定。

なかなかはずれないので、ギアプーラーの爪を使って外す。

無事はずれました。

今度は新しいものを打ち込みます。

取り付け完了。

クラッチハウジングに付いているメインシャフトのオイルシール取り外し。
普通はアッセンブリ部品で売っているのだが、僕の場合無理矢理シールのみ交換。
これがなかなか手強く取り外しが大変でした。
またまたギアプーラーの爪を使います。

ちょっと傷ついたけれど、サイドウォールには傷がないので大丈夫かと思います。
何とかはずれました。

まだ時間があるのでエンジンブロックの洗浄をします。

石油と歯ブラシでちまちま磨きます。とっても綺麗になりました。


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