ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2014年8月3日

前バンクヘッド結合、ウォーターポンプ取り付け

ようやく前バンクのヘッドが完成し、早速シリンダーブロックに取り付けました。
後ろバンクのタイミングベルトがすでに張ってあり1番上死点出ているので、
クランクは絶対に動かさず、前バンクのタイミングマークを合わせておいてヘッドを載せます。
タイミングベルトはウォーターポンプ取り付けたあとに張ります。

後ろバンクの冷却水配管を逆に付けちゃったのはご愛嬌。
疲れていたんだなあ。
なにやってんだか?

前バンクの冷却水配管も取り付けます。
文章で書くと一行だけれどスタッドのねじ山が死んでいたりして大変でした。

ウォーターポンプの取り付け。
ウォーターポンプから繋がる短いゴムのエルボーパイプ。
破けたりすると簡単に修理できないので、補強します。
補強してからの取り付けは不可能なので(ゴムが伸びなくなるので取り付けができなくなる)
取付後に補強、そしてホースバンドで固定します。
補強はまず自己融着テープを巻き、その上からガラス繊維入りのテープを巻きます。
4年前も同じ補強をして問題ありませんでした。

まず軽く自己融着テープを巻きます。

取り付けます。

取り付け後、ガラス繊維入りテープを巻いてホースバンドで留めます。

 

ウオポン取付後にタイミングベルトを張ります。

カムシャフト回り留めツールが反りすぎるので長さのちょうど良いレンチで補強しながら固定。
前バンクは7番上死点でセットします。


エンジンのアッパーサポート、後ろ側タイベルカバーなどを着けてからテンショナーを仮止め。
この構造見るとウオポンを先に着けなければならない理由が判りますよね?

タイベル張りは後バンクの時と同様。
カムシャフトのマークを合わせて固定ツールで固定。
ベルトを掛ける。
テンショナーを軽めに固定。
スプロケットとカムシャフトの穴が合うところを探してダウエルを入れてボルトを締める。
クランクを2回転ほど回して、テンショナー本締め。
カムスプロケットを固定してボルトを本締め。
後日、フライホイールを固定して
クランク側スプロケットのHLBナットの本締め。

今回のタイベル切れ、考えていたより寿命が短かったのはもしかしてテンションかけすぎのような気がしたので
今回は仮張りした後、何度もクランクを回して、カムスプロケット間、テンショナー〜クランク間、クランク〜インテークカムスプロケット間、
それぞれの張り、たるみの感じをチェックしながらほどほどの張りで固定しました。
タイベルは通常のドライブベルトと違い歯車の一部なので、カムのポジションによってたるんだり張ったりを繰り返すのです。

いつまでもいじくりまわしていてもしょうがないので、どんどん先に進みます。
タイベルカバー取付、カムカバー取付、ディストリビューター取付部のカムエンドのシールも新しいものを取り付け。
最後に補機類のベルトテンショナーなども取り付け。

カムカバー、ヘッドカバー、エアコンコンプレッサーサポート取り付け

ウオポンベルトテンショナー仮止め、エアコンベルトテンショナー仮止め。

カムエンドシール、オイル注入口取り付け。インテークパイプはまだ載せてあるだけ。

冷却水メインパイプ取り付け。

今日は終了。
大分エンジンらしくなってきたぞ。

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