ランチア・テーマ日記

LANCIA THEMA 8・32

2016年6月29日

禁断のショックオーバーホール 仮組み

164の可変ショックのオーバーホールマニュアルを見て大きく異なる点は
ショック上部のグランドナットが164用はショックのパイプ内側にネジが切ってあって締め込んでいくタイプに対して、
8・32のものはラッキーなことに外側にネジが切ってあってかぶせるタイプ。

ショックアブソーバーの劣化の原因は、上部のシールの劣化によりガスが抜け、オイルが抜けることにより性能が低下する模様。
164可変ショックのオーバーホールマニュアルでも、上部のシールのみ交換すれば良いとなっている。

前記のマニュアルではBOGEのシールが部品として手に入らないので、
同サイズのシャフト(22mm)を使うビルシュタインのシールを使いシールの保持部品を金属加工で製作しセットすると言うもの。
僕的にはもっと安価で簡易な方法を模索。
ここでグランドナットが外側にかぶるタイプであるという利点が生かされる。

上部構造は ロッドガイド、Oリング、シール、グランドナット、グランドナットのカバー となっている。
僕はオリジナルのシールを破壊しシールが付いていたプレートのみ利用。
新しいシールをもう一枚追加したプレートともに挟みグランドナットで固定すると言う作戦。

ロッドガイド、
Oリング、
オリジナルのシールプレート、
新しく追加する汎用シール、
ワッシャー、グランドナット、
ダストシール、
グランドナットカバー
とする予定。

購入した部品は

Oリング NBR P-41 ¥52x4

オイルシール NOK TC22358 ¥369x4

ワッシャー M20用 (内穴を22ミリに広げる、ホームセンターにはこれより大きなものが売っていなかった。入手できればM22用を使えば良い。¥28x4

ダストシール NBR AG1161E0 22-47-7 ¥249x4

アルミホイール用タイヤバルブ。 ¥430x4


まずは外筒に穴を開ける、164可変ショックオーバーホールマニュアルによるとスプリングフランジ直下、
可変ソレノイドの反対側が良いとされている。
3.5mmからスタートして7mmの穴を開け、タップでネジを切る。

ここにタイヤバルブを取り付ける。
切子を徹底的に清掃。

内筒にメインシャフトを挿入。
本来はここでオイル注入、
本日は仮組みなのでオイル入れず。

全ての部品に油を差しながら ロッドガイドを入れる。

Oリングをセット。

オリジナルのシールプレートを入れる。痛んだゴムのシールは取り外してある。

シール面に傷をつけないように、バネの付いている側を下にオイルシールをセット。

ワッシャーを入れる。

グランドナットを締め付け。今日は仮組みなので工具は使わず。

ダストシールを逆さまにセット。
グランドナットカバーを打ち込み。

これで完成。 バルブより空気を入れて漏れがないか数日放置しておく。
エアは58〜72psi入れる。

 


今日はとりあえず60psi入れた。
今日はここまで

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