ランチア・テーマ日記
LANCIA THEMA 8・32
2017年11月16日〜27日
オイル漏れの原因と修理 4回目のエンジン下ろし
オイル漏れの原因はデフのドライブシャフトシールだと思い込んでいた。
漏れているオイルはギアオイルではなく、エンジンオイルだった。
本当の原因はエンジンブロックから出るオイルパイプのフィッティングの緩み。
オイルパイプはブロックにフィッティングが付き、
そこにパイプがネジで固定される。
ネジが二重になっているのです。
パイプの固定ネジは異常に固く締めてあるけれど、
ブロッ クに付くフィッティングは緩んでいました。
この問題を解決するためにエンジン半下ろししましたが、
固く締まっているナットはどう しても外すことができず、
パイプを切ってしまえば緩んでいるフィッティングごと取り外すことができるので、
結局サンダーでパイプをカットしちゃいました。
後でこのパイプは溶接で繋ぎます。
エンジン下ろしは一昨日4時間の作業と今日4時間の作業で完了しました。
今回はエンジンを取り出すのではなく作業スペースを作るためのエンジン下ろし。
下の写真は前回エンジンを取り出した時に撮った写真ですが
ピンクの矢印の部分がオイル漏れの原因となった所です。
排気管があるし、ナットがデカイので当然工具も大きい
その工具が入らないし入っても回せないのです。
エンジン下ろしの為に配線配管を色々外していきます。
パワステポンプのバンジョーボルトを外している所
作業スペースを作ってもどうしても外れない硬く締まったナット
結局パイプを切断
ようやく外せたフィッティング
溶接は僕の師匠にお願いする。
溶接箇所
新しいワッシャーを入れてフィッティングを取り付け
排気管外したついで
錆びて折れていた排気管のハンガーを
鉄プレートとボルトでくっつけて直す。
エンジン搭載作業は1日目
サブフレーム取り付け(エンジン固定)
パワーステアリングポンプに繋がるバンジョーボルト取り付け
ステアリングラック固定ボルト取り付け
シフトリンクボルト取り付け
シフトリンクパワーバー固定ボルト取り付け
エアコンコンプレッサークラッチ配線カプラー接続
エアコンコンプレッサー取り付け
エアコンベルト取り付け
油温センサーカプラ接続
TDCセンサ、RPMセンサカプラ接続
油圧センサ、油圧スイッチカプラ接続
クラッチレリーズシリンダーの取り付け
エグゾーストパイプハンガーが折れているので取り外し。
2日目
折れているエグゾーストパイプハンガーをプレートにて接続。ブッシュ部分も新しく作り 直して圧入。
排気管を接続
スロットルケーブル取り付け
ヒーターパイプIN側取り付け
右タイロッドエンド取り付け
右ブレーキキャリパー取り付け
右ショックアブソーバー取り付け
左タイロッドエンド取り付け
左ブレーキキャリパー取り付け
左ショックアブソーバー取り付け
ミッションケースに繋がるアースケーブル取り付け
ストラットタワーバー取り付け
遮熱板取り付け
遮熱板についている補機類を取り付け
マイクロプレックスにつながるバキュームホース接続
ヒーターホース(リターン)取り付け
後ろバンク周りのセンサ類配線カプラ&アース接続
ブレーキマスターバックのバキュームホース接続
KEジェトロニック関連のカプラを接続
スロットルポジションセンサのカプラ接続
残りは水回りと顔。